▼昭和33年2005/10/26 09:12 (C) おさむ茶マイルーム
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オヤジ族には、また泣ける映画が11月5日公開です。「ALWAYS三丁目の夕日」という昭和33年、東京の下町を舞台にした人気コミックの映画化ですが、TVの広告スポット見ただけでウルウルきてしまいましたよ。TV洗濯機も、冷蔵庫も…何もなかったあの時代、物はけして豊かでなかったけれど、心は今よりずっと温かく豊か(数倍も)だったように思う。
劇中でのワンシーン…主人公の家にTVが初めて登場した日、物珍しさに町内中の人がワンサカ押しかける主人がおもむろにブラウン管を覆う緞帳というかカーテンを開けてスイッチオン。白黒画面で力道山の空手チョップがうなる!興奮して声援をおくる町内の人々!当時どこでも見られた昭和の光景じゃないでしょうか。
暗くなるまで遊びほうけた少年時代、未舗装のボコボコ道路を帰るとき必ず近所のおばさんが「気をつけて帰れや、勉強もしろよ」と声をかけてくれて、今と違う近所の人たち皆があたたかい思いやりや交流がありました。紙芝居、駄菓子屋さん、映画館…10円もあれば遊べた昭和のよき時代、もう帰ることはできませんが、しばし銀幕の世界に泣きにいこうかなと思っています。