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▼嗚呼、庶民泣かせの大増税が…

 昨日、第3次小泉内閣が発足した。『改革続行内閣』と記者会見で言っていたが、小泉首相の改革とは何なのだろう。選挙公約にはなかった大増税攻勢のことか?選挙中、自民党は武部幹 事長を先頭に「サラリーマン増税はやらない。あれは政府税調が言っていること だ」 と言い続けて、政権公約にも書いていた。ところが大勝した途端に谷垣財務相が 「定率減税の廃止」を公言し、小泉も「秋以降、消費税のみならず税制について、十 分議論しなければならない」と言い出した。「定率減税の廃止は確実で、給与所得控除が半減されると年収700万円世帯で月3 万円の負担増、消費税率が10%になれば月2万円の負担増になるという。月5万円の負担が強いられる試算がある。景気回復を理由にしているが、回復しているのは大企業の収益であって一般庶民の生活実感生活とは無関係だ。 

 ある程度の増税は想像出来たことだが、郵政民営化に一本化した自民党を勝たせた国民は何も言えない。本人は『国民に信任された』と白紙委任状を取ったつもりで、造反者 も処分して党内から批判の声を上げる者もいない。いわば小泉首相がなんでもできる状態での改造だ。これまで派手なパフォーマンス気味の手付かずだった「改革」の責任を、小泉首相と一蓮托生で大きなリスクを持たされた内閣と言えるように思う。一年間の任期で改革の総仕上げと言っているが、国民に負担を強いるだけの改革で無いことを祈るだけだ。

2005/11/01 09:49 (C) おさむ茶マイルーム
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