▼福井県で講演いたしました。2006/11/21 11:30 (C) 観光農業のカリスマ 工藤順一
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福井県は、JAの周年観光農業の担当者として、各旅行会社やJR(旧国鉄)に対し観光客誘客を進めるための営業で10年間に渡って通ったところで、私にとってとても思い出深いところです。たくさんの方に寒河江に来て頂き、さくらんぼ狩りを楽しんで頂いた後にはお土産のさくらんぼを大量にお求め頂きましたし、JA勝山のバラ風呂入浴ツアーなどもご利用頂きました。
曹洞宗の大本山永平寺のある町として国内では広く知られている永平寺町という、大変歴史のある町で講演できたことに対し、とても光栄に思っています。
福井県民は「食」「地産地消」をとても大切にしていて、みんなが「地域の農業農村」「地元の食文化」をとても重要視し、暮らし方を見つめ直すことで「地育地消」の第一歩と考え、生産者と消費者が一体となって取り組んでいます。2004年の総務省統計局の資料でも分かるように、福井県民は貯蓄型であり日常生活の必需品である砂糖や醤油、コーヒーなどの消費量が少なく、健康に留意されていることが確認できます。
1.食農育とは
「食」とは人に良いたべもの
「育」とは人の心にも体にも良く育むこと
運動を加えたものが「食育」
○3つの育は知育、徳育、体育
○人材→人財
○土づくり、樹づくり、実づくり
○季節感の重要性=春夏秋冬
○見せる教育、見られる学習、人と接する子の教育
体験、体感、実感、感動のドラマ
○色の持つ効果
赤、ピンク、オレンジ、黄、緑、白、黒
○食材→効能とは...
○体にやさしい食(バイキング)
2.五感のリサーチがヒット商品を生む
○体−知恵−智慧
○先入観、固定観念、過去の事例を捨てる
○生の情報収集の徹底
足、肌、舌、目、耳でつかめ
例:車番調査で購買範囲を知る
○スピードある決断と実行
○3つの「ン」 ロマン、ソロバン、ガマン
○会話←→対話 お客様との目線のズレをなくす
○儲かるは信者をつくること
○信用は信頼の積み重ね
○鏡を意識する
○出会い、巡り会い
○差別化=商品の高付加価値
○もてなしの心(相手に対する感謝)
講演後には、地元郷土料理(葉ずし、から大根、ニンニクかんなど14品)やアジアの食の試食を行いました。郷土料理は、地区に伝わる報恩講や法事、集落のお祭り、お盆のご馳走でした。葉ずしは、平成17年度農山漁村いきいきシニア活動表彰において、地元若鮎グループが地域活動部門の経営局長を受賞されています。
また、アジアの食は国際交流の観点から韓国の白菜キムチや中国の水餃子等が準備され、バラエティに富んだ内容でとても美味しく、健康によいものをご馳走になることが出来ました。