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▼宮城県松島町で講演いたしまた。

平成19年11月16日(金)於:松島町中央公民館大ホール、「松島地域おもてなし研修会」が行われ講師としてお招きを頂きました。
この研修会の目的は、全国各地から観光地“松島”を訪れる方に対して「また松島に行ってみたい」と思っていただけるような「おもてなしの心」を醸成するため、観光事業従事者をはじめ広く地域住民を対象に開催されました。その背景として、松島地域を訪れる観光客は旅行ニーズの多様化により減少傾向にありますが、平成20年には「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」が宮城県全域で開催されることから、これを契機として多くの観光客が訪れるものと予想され、一層の受入体制の強化が求められてのことです。松島町及び近隣市町村の観光事業従事者をはじめとした参加希望者が対象で約120人の方においで頂きました。また、事例発表として松島町産業観光課 太田主査が「松島町の観光への取り組みについて」をテーマにお話ししています。
主催は社団法人松島観光協会、仙台・宮城デスティネーションキャンペーン松島地区実行委員会、仙台・宮城デスティネーションキャンペーン推進協議会仙台地域部会、社団法人宮城県観光連盟が共催。

おもてなし(ホスピタリティー)とは、松島町民が松島に住んで良かった、松島を誇りに思うこと。多くの観光客が松島に来て良かった、また来てみたいという言葉を聞くことが出来るか、それをリサーチするために、講演前の11月1日〜2日の2日間、(社)松島観光協会が発行している「松島お楽しみマップ」「松島の秋 松島三ツ星冬ランチ」といったパンフレットを片手に実際に松島を歩いてみました。
松島には、国宝「瑞巌寺」、国重要文化財「円通院」「軒端の梅」「比翼塚」「三聖堂」、県重要文化財「陽徳院」「観欄亭」など、見所たくさんの仏閣があります。海に目を転じると、津ヶ崎から福浦島を結ぶ朱色も鮮やかな福浦橋があり、幅2.6m全長252mの美しい橋で、別名「出会い橋」とも呼ばれています。1967年(昭和42年)に完成しています。また、松島には「オルゴール博物館」「松島レトロ館」「藤田喬平ガラス美術館」「みちのく伊達政宗歴史館」「マリンピア松島水族館」が点在し、施設周辺にはたくさんの飲食店や物産店があり、遊歩道も整備されています。松島の内海を巡る小型遊覧船や松島湾遊覧船もあり、様々な観光を楽しむことが出来ます。
昼には、松島で採れるカキやアナゴを一とした宮城県産の豊かな食材を使った「松島 三ツ星冬ランチ」を食べてみました。テーマは「ちょっと贅沢な昼食」2500円。各ホテルで提供しています。松島一の坊ホテルは、松島の四季彩食料理コンテストで最優秀賞を獲得しており、その彩りの見事さに感動いたしました。
とっておき松島 秋 松島紅葉ライトアップ2007(10月27日(土)〜11月25日(日)午後5時30分〜午後9時)が行われており、「幽玄の世界へあなたを誘います。」といったキャッチコピーで広報されています。

「おもてなしの心」を表現するのにどれだけの観光案内があるか、またどれだけ観光客に接してきたか(笑顔、挨拶、言葉遣い、態度など)を見てとれることから、私の体験をもとに「おもてなしの心」についてお話いたしました。

松島町は宮城県のほぼ中央部に位置し、商業、農業、漁業、観光とバランス良く発展した町であり、日本三景のひとつに挙げられる風光明媚な景勝地です。松島湾には大小260有余の島々があり、仙台市内からJRで25分と交通の便もよく歴史、文化、自然、人を生かした観光のまちづくりがなされています。1986年には国際観光モデル地区に指定され、ビジットジャパンのキャンペーンの効果から外国人観光客(台湾、中国、韓国、香港、タイ等)が増加しているとのことです。目指すべき方向として、松島全体を世界に通用する壮大なテーマパークというまちにしたいとのこと。今後の更なる展開を、大いに期待しています。



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