▼ぶなの森暮らしの中の草木利用〜高橋睦美(元助役)2008/07/14 06:58 (C) 株式会社 竹原屋本店
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小国は自然の豊かな町です。豊かな自然は、複雑多様な情報発信機能を持っており
ます。そして、小国町の生活・文化・産業は、自然と秩序ある接蝕と共生によって
創造され、育まれて来ました。田畑を耕し収穫するための道具類や暮らしに必要な
器物は、自然が生んだ草や木に手を加えて造られ、食卓に供される副食類は、日常
生活の一部であった自然とのふれあいが贇した、山や川の恵みによって賄われてい
たのです。ときには、これらの恵みが大きな収入源となり、地域の産業として位置
づけられることさえあったのです。それは、地域の条件と仕組みを熟知して上にし
か成り立たない知恵の産物なのです。また地域の特性を引き出す基でもあります。
しかし、何時の頃からか、山間部に住む人々さえ、日常生活の一部としての自然と
のふれあいを拒否し始めるようになったのです。現代の若者に欠ける体験の第一に
あげられるのが、こうした秩序ある自然との接蝕ではないでしょうか。自然の恵み
が恵みであり得ないのには、このことも要因になっているような気がしてならない
のです。先人が、自然とどんな付き合いをし、何を学び、生活の中にどんな形で取
り入れてきたかを見直してみたいと思います。それが、新しい時代の新しい生き方
の創造に、些かでもお役に立てれば、大変に幸せなことに思います。
白い森文化社 高橋睦美 (抜粋)