▼立体系 彫刻・工芸・プロダクトデザイン2004/10/01 13:31 (C) やまがた芸術倶楽部
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■自分の抱いたイメージをひとつの形に
立体を作る醍醐味は、イメージを具体的にしていく楽しさ、臨場感にあります。例えば、彫刻では個人のイメージを実体化していくことで深い自己追求をしていきます。一方、工芸では生活に密着した使用用途をふまえての制作をしていきます。それぞれ、求めるものは違いますが、幼き日に初めて粘土で造形したようなワクワク感は共通の感覚ではないでしょうか。
■どんな道具を使うんだろう?
仕事で使う道具は各分野それぞれ千差万別です。
ハンマーを使うこともあればPCによるCADを扱う所もあります。各分野の特色を生かした様々な道具を知っていくことも、興味の対象になることでしょう。
立体系の講習ではデッサンセット、平面構成セット、立体構成セットを使用しますが、各セットは必要最低限の組み合わせになっています。講習を受けている段階で、画材の必要性に気がついて買い足すことも多いと思いますが、アクリルガッシュの色は24色では実際の表現が難しいでしょう。粘土のへらなども同様です。足りない道具は作る、手に入れる。これは立体系の制作活動の基本であり、大学でも最も最初に取り組む課題のひとつです。道具の自主的な研究開発が創作のインスピレーションを産みます。
■立体系コースを目指すのに必要なことは?
立体をつくるものにとって、基礎
となるデッサンは非常に重要です。
彫刻・工芸・生産デザイン、どの世
界においてもそれは変わりません。
大学では、デッサンなどの基礎は、
ある程度できている前提でカリキュ
ラムを組んでいます。
そのため、デッサンを学ぶ専用の
時間は、本人が望まない限りほとん
どとれないのが現状です。課題も進
むにつれ、デッサン力がある学生と
ない学生では、作業効率が格段に違
ってきます。よってどの大学入試で
も描写する表現力にとどまらず、粘
土による立体としてのデッサン力や、
色彩構成による素材感の表現など、
方法は多様化してきてはいますが、
デッサンを重視している現状はかわ
りません。入学してから大学の演習
を効率良く行うためにも、しっかり
とした基礎は早めに身につけておき
ましょう。
それに加えて、表現、または設計
していくためには、広い視野とユニ
ークで斬新な発想が必要不可欠にな
ります。これらは、単に観てるだけ、
描いてるだけ、作ってるだけでは身
につきません。各自普段からいろん
なものや出来事に目を向け、体を使
って自らの意思でどんどん行動して
みてください。
立体の攻略としては本学ではスタ
ンダードな石膏・静物デッサン、水
粘土や紙による立体構成、アクリル
ガッシュによる色彩構成のほかにも、
発想課題や実践的な素材を用いた演
習を取り入れ、楽しく興味が出てく
るようなカリキュラムを用意してい
ます。
参考作品 / 講師紹介