▼マダリソの思い出 燃えるボート!!!2010/09/15 18:02 (C) 精のノート
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うちのクラスの生徒が
「こんなにコロコロ首相が替わる国も珍しいですよね。
っていうより安定しないからやばいですよね」
と素直な感想を漏らしてくれた。
若者の政治離れが叫ばれる中、そんな話題で盛り上がるクラスを見て、
「日本もまだまだ大丈夫!」
と思いつつ、ふとザンビアの選挙を思い出した。
ザンビアで活動中、大きな選挙があった。
大統領選挙だ。
任期中の現職大統領がなんと病気で倒れ、そのまま逝去してしまったため、
次の大統領を決める選挙が行われた。
ジンバブウェやケニアでは大統領選挙に伴う暴動、混乱が生じたため、派遣されていた隊員が帰国を余儀なくされてしまうということもあって、ザンビアの隊員は非常に心配していた。
しかし、一方で、
「このザンビア人があんな暴動起こすわけがない。」
とたかをくくっていたことも事実だ。
それでも一部、熱狂的なある政党のサポーターが騒いでいて怖い思いもした。
その日も夕方、帰宅するためにバスに乗ろうと、マーケットの方に歩いていくと、なにやらいつもと違った雰囲気があり、大声も聞こえてくる。
それでもバスに乗らなきゃと近づいていくと、
なんと、なんと、
ある政党の旗を振ったり、おそろいのTシャツを着たザンビア人たちがボートを燃やして騒いでいた。
英語で投票することをボートという。だからそれに引っかけて木で作られたボートを燃やし、騒いでいたのだ。
周り構わず石を投げるヤツもいて、かなり危険な状況だったが、それ以上は騒動にならなかったようだ。
一部、ある政党の幹部の家が放火にあったという話も聞いたが、おおむね平和に選挙が行われた。
そのへんはやはりザンビア人だなあと感じた。
隣国で唯一戦争や内紛を経験したことが泣く、独立も武力によらずに果たした国、ザンビア。
人々はその平和である国柄を誇りに思っている。
これからもずっと平和であってほしいと願うばかりだ。
(怖くて写真どころではなく、残念ながらこの混乱の写真はない)