▼◆六號 ろくごう◆2010/11/08 15:16 (C) まるはち酒店
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のっけから‘何の事だか解らん’と言われそうなタイトルでの書き出しです。
そしてこの画像、酒蔵の内部には違いないのですが我々業界人にとっては特別な意味がある空間なのです。
ここまでの前フリで既に理解できた人は中々の日本酒通と自負して頂いて結構かと思いますよ。
そうです、ここは醸造協会が全国の酒蔵に頒布している協会六号酵母が分離培養されたもろみを生んだ蔵の内部なのです。
正確には秋田市にある新政酒造(株)の造り蔵の内の一つである愛情蔵と呼ばれている空間です。
という事で11月4日、5日と秋田での研修会に参加して参りました。
弊店が加盟している日本名門酒会は全国をブロック毎に分けての研修会を毎年開催しており、東北ブロックは秋田の地に各県の精鋭加盟店が終結したというわけです。
田舎で酒屋をやっている身としては普段の活動範囲が狭く限られる為、こういう会はとても貴重で今回も良い刺激を沢山頂けた実り多い二日間でしたね。
特に新政酒造が数年前から実施している革新とも呼べる改革を直に拝見できた事は凄い幸運であり、若い力の行動力に勇気と元気を貰った気がします。
主催者、関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。
さていつものように右上から時計回りにサクッとご紹介したいと思います。
先ずは研修会にて講演に立つ新政酒造の佐藤裕輔専務、躍進の旗頭が語る新需要創造論は利き応え十分。
続いては二日目の蔵見学で現在の造りと醸造設備について語る鈴木 隆杜氏、何と38歳という若さ、千波に蔵人の平均年齢は33歳とか。
造り蔵に配置されているタンクは全てデジタル管理で温度制御されるサーマルタンク。
蔵を一回りした後、お話しをお聞きした会議室に掲げられた六號酵母関係の資料。
最後は六号酵母誕生蔵の前にて佐藤専務と酒屋おやじのツーショット。
まだまだ現在進化中との印象を抱かせた新政蔵、これ以上旨くなったらどんな酒になるんでしょうかね。(^.^)
次回グルメ編へ続く・・