▼長男からのメッセージ2011/03/30 18:30 (C) 社会人基礎力養成講座
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ロサンゼルス在住の長男(メルサインターナショナル代表)も何かできないかと、微力ながらも異国での募金運動に参加してくれているようです。
先日、彼はブログで日本への想いを書いていました。
文章を記載します。
メルサインターナショナル 代表 鈴木郁斗
今、私たちにできること
はじめに
東北太平洋沖地震により亡くなられた方に
心よりご冥福をお祈りします。
また、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
2011年3月11日。
私たちにとって生涯忘れることができない日になりました。
私たちの営業拠点も宮城県仙台市若林区にあり、
地震・津波発生当時はスタッフの安否とオフィスの
状況が分からず、気が気ではありませんでしたが、
幸いスタッフも家族も皆無事で、オフィスもダメージは
受けたもののまだ修復可能なレベルにとどまりました。
自分たちがほっと安堵して少し余裕が出たのも束の間、今回の震災の影響がいかに甚大なものであったか、
日に日に明らかになっています。
増え続ける死者、家や財産を失った多くの人々、放射線問題・・・
この先日本はどうなる?と誰もが心配してしまう事態に陥ってしまいました。
私たちの仙台オフィスのすぐ近くまで津波が押し寄せ、避難所には命からがら逃げてきた人々がいたそうです。
今現在も多くの人々が避難所で不自由な暮らしをしています。行く場所もなく、頼る人もなく。
生き延びることができただけで幸せ。はじめはそう考えていた人々も、今まで積み上げた財産を一瞬で奪われ、
何もかも失ってしまったわけですから、それまでの日常と精神状態を取り戻すことは簡単なことではありません。
家や仕事を失い絶望の淵に追いやられ、自殺してしまった人のニュースも聞こえてきます。
今私たちに何ができるか?私は震災以来毎日考えています。
アメリカでも様々な場所で募金運動やチャリティ活動が行われており、当社スタッフもできるだけ参加していますが、
日々人々の関心は震災から遠ざかり、このような活動で貢献していくことも今後難しくなります。
企業も様々な復興支援に従事していますが、皆少なからず震災による大きなダメージを受けており、
彼らにも生活があるので、復興支援に従事し続けることは容易ではありません。
被災者を支援することは生き残った私たちの使命です。
しかし、大きなダメージを受けた日本社会を復活させていくこと、これもまた私たちの使命です。
私たちも震災で大きなダメージを受けた企業のひとつですが、今後は何かの形で被災地の復興支援に携わりながら、
「日本の若者を元気にする」というコンセプトを今まで以上に活性化させ、
今後の日本を立ち直らせていく若者たちと一緒に前進していきたいと考えています。
震災で失ったものを取り戻そうと、今日本はひとつになっています。
戦後様々な困難を乗り越えて経済成長を続けてきた日本をこれから支えていくのは私たちの役目です。
それぞれが今やるべきことを懸命にやること、それがやがて日本経済の復活に繋がります。
できることから始めましょう。そして少しずつでも、日本人に笑顔を取り戻していきましょう!