ヤマガタンver9 > 水鏡のごとく。。その2

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▼水鏡のごとく。。その2

水鏡のごとく。。その2/
ある日、佐知子は
いつものように実家に顔を出していた。

何となく、元気の無い父親。。

最近、皆に白眼が黄色いって言われるんだァー
と父さんが呟いた。

どれどれ。?!
佐知子はじっくり観察をして、直ぐに肝臓に異常があるのを感じ取っていた。
しかも、、
急いで病院に連れていかなくては、行けない 事を
直感した。


佐知子は、全く医療に関する仕事では、無いが好んで 病気の 専門書
等を 読む時が 度々
ある。。。


明日、病院に行こうよ!
まっ、ついでに 来るときに、なんか、美味しいもの買ってくるよ。。

不安になる気持ちを押さえて佐知子は、明るく言った。

父さんは、
何も、要らないさ
な。に。も。
元気な顔だけ、見せに来い!

あいよ!
佐知子は、おどけたように実家を後にした。


翌日、朝、病院に連れ出す佐知子は、入院の準備も
受診前に始めていた。

何?そんな準備してる?
何ともないさ。

父さんは、すぐ、帰ってくるつもりで、俄然いた。

あっ、そうだね。
入院しなけりゃー。。。。そのまま、持参すれば、良いことだからさァー
佐知子は、笑い飛ばす。
でも、症状から絶対に入院することを確信していた。

病院での様々な検査が進み肝臓に気になるものが見つかり、入院を余儀なくされた。

医者は、もう少し
詳しく調べたいので
入院の手続きを取りますので、入院の準備して来ていただけますか?

佐知子は、
あっ、準備は、既にして来ています。。

えっ?!

医者は、佐知子の手際の良さに、目を丸くして
驚いていた。

あっ、あっ、そうですか?では、病院にて、手続きのみ、御願いします。


やっぱり、そうかぁー佐知子は、不安に
うちひしがれていた。

〜次回に続く〜
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