▼あすなろ食堂2011/06/06 16:11 (C) 原田幸雄の「これからどうする!?」
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12時過ぎ、事務所をでて山形大学に向かう。
午後1時から学生のキャリアカウンセリングである。
「途中で昼食を食べている暇がないなぁ、マックスバリューでパンでも買うか」
と思って車を運転していたら、目に飛び込んできたのが、「あすなろ食堂」の黄色い看板。
定食屋だったら早いかも知れない。
車をUターンさせ、さっそく店内に。
7〜8人座れるカウンター席と小上がりとテーブル席で30名弱が定員か。
カウンター席に座り「あすなろ定食」750円也を注文。
じっと、親方と奥さんらしき二人の動きを観察。
「あすなろ定食」は日替わり定食らしく、今日は焼肉とチキンサラダと肉じゃが。
驚いたことが二つ。
一つ目は、店内に10名ほどのお客さんがいるにも拘わらず、注文した定食が配膳されるまで、その間、わずかに3分30秒。
二つ目は、品数。ご飯、味噌汁、焼肉、チキンサラダ、肉じゃが、漬物で器が6つ。
どうして、品数が多いのに、こんなに早く出来上がるのか?
前職が製造業だったこととMGをやっているので、ついつい分析的になってしまう。
・食器棚を見ると、食器の種類がすくない。(標準化)
・食材が必要な加工をされ、大きな容器に入っている。(事前の段取り)
・必要なタレ(2種類)がそれぞれビール瓶に入れてあり、受けからかける。(治具の活用)
・小上がりとテーブルの配膳、下膳にはステーキ宮で使っているようなカートを使っている。(1回でたくさん運べる)
・女性がレジに入ると、さっと親方がご飯や味噌汁を盛りつける。(社交ダンスのようなフォーメーション)
・品目の多さは、見かけ上の「V」の高さを感じる。(お得感)
山形に定食屋さんは少ない。ランチといえば、ラーメンか蕎麦の土地柄。
定食屋が生き残るためにはいろんな工夫が必要。
このお店は価格帯は普通かやや高め(700〜800円)。
スピードと品数(量)で、忙しい営業マンやビジネスマンの欲求に応えている模様。
出てくる時もすれ違いざまに2組ほど入っていった。
客足が途切れないお店のようだ。
【お店情報】
・住所: 山形市東原町4丁目2-39
・電話: 023-642-4304
・営業時間: 11:30〜14:00/17:00〜20:00
・定休日: 水曜日