ヤマガタンver9 > 原発なんていらない

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▼原発なんていらない

 時の移ろいはとても速く、永遠に終わらないのではと思うくらい長かった今年の冬もようやく終わり、冬が終わるのを待ってましたとばかりに咲き誇った桜もあっという間に散って、そろそろ梅雨の季節になりました。50基ある日本の原発の火もすべて消え、原発がないと日本は滅びるなどと言っていた輩の言葉はまったくのウソであるという事がわかりました。
日本人の人口はこれからもどんどん減る事だし(昨年ついに12000万人を切ったらしい。今後40年しないうちに1億人以下になると予想されています。)、日本の経済もGDPは1990年と同じにまで縮小している今この時こそ、代替えエネルギーを考えるよい時期に来ていると思います。
 原発は麻薬と同じです。どんどん電気を生み出し、湯水のようにエネルギーを使えるようになります。しかし、使用済み核燃料の処分方法が全く決まってないまま原発を動かし続ければ、使用済み核燃料を日本のどこかに必ずおいておかなくてはならないのです。日本はいたるところで断層の上に乗っており、今も将来も地震が起こるのは当たり前の国です。自然災害は必ず起きる国なのです。そこの上に原発や使用済み核燃料を置いておくことは将来の自滅を自然にゆだねていることになります。
 しかしながら、日本の国を実質的に支配している官僚は、今になっても自分たちの利権確保しか考えていないと思えてなりません。経済産業省は明らかに原発推進派です。原発が稼働していれば、ものすごく大きな利権が彼らの手に残ります。だから、原子力安全委員会のメンバーにも姑息な手段を使って、推進派を多く入れているのです。
 鉢呂元経済産業相の「放射能つけちゃうぞ。」「死の町」発言も、鉢呂氏が原発廃止の考えを表明していたので、経済産業省の官僚が御用新聞である国会記者クラブメディアにわざと彼の発言をリークし、国民をあおって彼が辞任に追い込まれるよう画策していたのが明らかになってきました。この話は、上杉隆氏の「新聞・テレビはなぜ平気で「うそ」をつくのか」にも載っていますので、興味のある方はご覧ください。
 過去にも官僚は、どの省庁も煙たい大臣の醜聞を国会記者クラブメディアにリークして、その大臣を更迭してきたという実績があります。実に汚い。そのような組織が、日本を牛耳っているという現実は恐ろしい事です。
 昨日も新聞に野田首相が原発稼働を決意したとの見出しが載っていました。彼は、官僚の言いなりの人間です。野党時代との言動との不一致が目立ちすぎます。彼は財務大臣時代に財務省の官僚に洗脳されたとしか考えられません。放射能が充満した核廃棄物の処理法も、わからないから決まらないのであって、日本国中に「放射能つけちゃうぞ。」となった首相として彼は名を残す気なのだろうか。
 経済も人口も日本全体が縮小傾向にあり、借金が1000兆円もある時に、以前の栄光を追い求めて虚勢を張ってばかりいては破滅してしまいます。日本は身の程をわきまえねばなりません。

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