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▼憲法改正論

安倍首相は、どうしても憲法改正をしたいようです。

「日本国憲法」は、70年弱の歴史の中で一度も改正をしていません。
世界の憲法で、これは「稀れ」な例なのでした。
だからといって改正に「賛成」するわけではありませんが、時代と共に「法」も移り変わるのが「世界の常識」です。

さて、憲法改正の手続きは容易ではありません。

「96条」に従えば、まず衆参両院で3分の2以上の「賛成」を経て、「国民投票」で2分の1以上の「賛成」で成立となっています。

こう書くと「簡単」な作業に見えますが、そうではないのです。

「改正」したい「条文」ごとにこのような手続きが必要となるので、「全面改正」ならば100回以上、私たちは投票しなくてはなりません。

それだけ、「憲法」は重いのです。

そもそも「憲法」は私たち国民を拘束する性質のものではなく、国家や実権を握る者を拘束する性質のものです。

過去の「過ち」を繰り返さないための「抑止力」なのです。

「押し付け憲法」などと「揶揄」する向きもありますが、押し付けられた物が「良質」の物であるならば喜んで「受け入れる」器量も必要だと考えます。




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