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▼「地域外出荷」新たな見解まとまる


昨年(平成17年)11月18日に行われたレインボープラン推進協議会の
役員会において、レインボープラン認証農産物の「地域外出荷」
(長井市外への出荷)について重要な決定が行われました。

 これまでレインボープラン認証農産物について推進協議会が
とってきた立場は
「認証農産物は、まず、市民の需要を満たしたうえで、
余ったものがあれば、地域外(長井市外)への出荷もいいですよ。」
というものでした。
しかしながら、推進協議会としては、事業の構想以来、
地域ブランドの確立による農業振興も課題の一つとしてきており、
レインボープラン認証農産物について協議会がとってきた上記の立場と、
地域ブランドの確立による農業振興をどのように結びつけ調整を
図っていったらよいのかを、協議会内において4年越しで議論を重ねながら、
この度ようやくレインボープラン認証農産物の
地域外出荷に対する協議会としての
今後の見解としてまとまったところです。

 その新たな見解とは
「市内の消費者の需要を満たすことを優先的に考えた上で、
田んぼや畑に作物の種をまく段階から、例えば10アールの畑であれば
3アールを地域内分(市内分)、7アールを地域外分(市外分)
というように、レインボープラン認証農産物の地域外出荷分を
最初から織り込んで作付け計画を立てて、出荷することもいいですよ。」
というものです。

 ところで、「消費者の需要を満たしている」ということを誰が、
どこで、どのように把握するのかということについては、
当面、虹の駅、長井村塾及び愛菜館等の市内の直売所等で、
消費者からの「手に入らない」という苦情が出ないことを
目安にしたいと考えています。
 
また、上記の見解とは別に、長井市の農業振興の手段として
「レインボープラン」というブランドを活用して進めて行ってはどうか
という提案も、11月18日の役員会で確認されました。
これは、「畜産堆肥、バーク堆肥、レインボープラン堆肥又は
ボカシ肥料等を、生産農家が用途に応じて自由に選択して
土づくりを行い、農薬や化学肥料を削減して作った農作物を、
例えば「レインボープランの里から(仮称)」というブランド名で
地域外(市外)に出荷することで、生産農家の経営の安定を図り、
市の農業振興に役立てて行く。
推進協議会としても、このことを農協など他の関係団体と協力しながら
ともに推進していくことを積極的に働きかけて行こう。」
というものです。
 
以上長年の懸案であった2つの重要な案件が決定されたわけですが、
レインボープラン推進協議会は、
今後もまちづくりと地域外出荷について、
関係団体と協力し議論を重ねながら、
より良い方向性を導き出して行きたいと考えています。

新しい地域外出荷の考え方概念図
※上記をクリックすると、概念図をご覧いただけます


地域外出荷を決めた推進協議会 役員会


地域外出荷の概念を説明する菅野会長


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