▼常設展示室 上杉文華館《 鷹山を支えた家臣 》2014/07/29 12:30 (C) 伝国の杜 情報BLOG
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*観光振興を目的とした山形デスティネーションキャンペーンにあわせ、
有名な「なせばなる」の和歌を記した「上杉鷹山書状」を特別公開中!!
上杉文華館 「 鷹山を支えた家臣 」
【展示期間】:平成26年7月25(金)〜8月28日(木)まで。
今回の上杉文華館は、家臣に関する展示です。
米沢藩の特徴として、他藩に比べて圧倒的に家臣数が多いことがあげられます。
会津120石以来、石高が15万石まで減っても家臣の積極的な削減を行わなかった
ためです。鷹山の後半生にあたる文化年間(1804〜1817)には、足軽などまで含め
ると約5000名の家臣がいました。
今回の展示では、家老を務め、さらに武芸所頭取として剣術も指南した大石左膳
(おおいしさぜん)、和算の知識を駆使し、勘定(経理)方や水利事業に活躍した黒井
忠寄(くろいただより)といった個性的な家臣を紹介しています。鷹山の時代には、能力
に応じた積極的な人材登用と、藩校・興譲館を通じた人材育成が図られました。
(資料写真) 「上杉鷹山像」 一幅
江戸時代 (19世紀)
七〇・五×二八・四
米沢市上杉博物館
【解説】
上杉鷹山の晩年の肖像です。明治期までの鷹山像は、ほとんどが同様の、
羽織姿の上半身像です。
(資料写真) 国宝 上杉家文書 「上杉鷹山書状」 一通
江戸時代 (寛政元年・一七八九)
一七・七×一八五・〇
米沢市上杉博物館
【解説】
〜家臣に伝えた、なせばなる〜
鷹山が、三の丸の隠居所に側室お豊、世子(後継ぎ)顕孝とともに引っ越した際、
顕孝付の家臣に示した文書です。訂正や補筆があり、写か下書と考えられます。
世子に接する上での心得を示した「壁書」と呼ばれるもので、有名な「なせばなる」
の和歌も記されています。
本書の冒頭では、人は周囲の環境に影響されて育つものであるから、顕孝のため
日頃の言動や行動に「心を用いよや」(気をつけなさい)と訓戒しています。続いて
顕孝に日常接する上での心得として、望ましい話と望ましくない話を七種ずつ
漢文と和文で示しています。最後に、「なせばなる なさねばならぬ 何事も
ならぬは人のなさぬなりけり」の和歌がきます。
他にも、「なせばなる」を引用した「大石左膳上書」なども展示しております(*^_^*)
ぜひ、ご覧ください(^o^)/
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6月14日(土)から8月1日(金)まで、「国宝上杉本洛中洛外図屏風」の原本を展示致します。
今年度、最後の展示となります!!残りわずかとなりました!お見逃しなく(●^o^●)
スタッフ一同、ご来館お待ちしていますm(_ _)m m(_ _)m
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次回、展示予定
《 上杉鷹山をめぐる人々 》
「 朝廷と幕府 」
【展示期間】:平成26年8月29(金)〜9月23日(火祝)
** お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238−26−8001まで **