▼自律神経のバランスは人生の質2015/03/05 19:14 (C) ソラ・シノノメ
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私たちが夜寝ている時でも、起きている時でも、意識しなくとも心臓は動いているし、呼吸もしています。暑ければ、体温下げるために無意識で汗は出ます。寒ければ体温を下げまいと震えたり、鳥肌が立ったりします。これらは全て、無意識で自律神経系が働いています。これらは、実は、自律神経の働きのごく一部で、約200系統の指令を出しているのです。自律神経は、人の意識ではコントロールできない自動生命維持装置なのです。
自律神経のバランスが崩れると、免疫力は低下しますので病気にかかりやすくなります。最近では、自律神経を意識的にコントロールしようしないと、人生の質(クオリティオブライフ)は10年で約15%低下すると言われるようになりました。
自律神経は、交感神経と副交感神経があります。簡単に説明しますと、交感神経は車に例えると、アクセルで、副交感神経はブレーキの役割です。
過剰に交感神経が優位な状態は、ブレーキの効かない車に乗っているということになります。高血圧、高脂血症、糖尿病を患っている方は、交感神経が過剰に優位な状態が多いのです。また、過剰に副交感神経が優位な状態は、ブレーキを常に踏んでいる状態なのです。この状態ですと、精神的に、憂鬱感がでてきます。
頭が重い、めまい、疲労感が取れない、よく眠れない、動悸、耳鳴りなど、何となく体調が悪く、検査をしても原因となる病気が見つからない不定愁訴は、自律神経のバランスの乱れから引き起こされます。
交感神経と副交感神経がお互い強くバランスよく働けばいいのですが、現代人は、どちらかと言いますと、交感神経が優位に働いている人が多いのです。
副交感神経を働かせるには、ゆっくり動くこと、リラックスすることです。深呼吸すれば、心拍数も低下して、副交感神経も働き血管は拡張し血流は良くなり、脳の活動も高まります。
ここ数年では、瞑想と脳内でどのようなことが起こっているかについての話題の文献や研究が非常に多くなり、様々病態から回復するためのサポートとして瞑想の研究が登場してきました。
「アップル」のCEOだったスチィーブ・ジョブスは、生前日本の禅僧から瞑想法を学んでいたことは有名な話です。また、タイガーウッズは、ヨーガをトレーニングに入れています。プレー中の歩き方にも特徴があり、胸を張って意識的にゆっくりと歩いているのです。
ゾーン、フローとは、「今この瞬間の自分」です。過去や未来の意識は頭から消え、強烈な今という感覚だけが残ります。この状態になると非常に感性が研ぎ澄まされます。
表現はいろいろですが、野球選手などは、バッターボックスでボールの軌跡が見えたり、バスケットボール位の大きさにボールが見えたりすると言います。
サッカー選手は、サッカーボールを蹴っている自分の足元も見ているし、不思議なことにスタジアムの上からスタジアム全体を見ていたと言います。
一流のアスリートともなれば、身体能力の差は僅差です。勝敗を分けるのは、いかにして、ゾーン入るかです。
BST(脳波最適化調整)では、自律神経のバランスは側頭葉の脳波を整えることで最適化していきます。
ご関心があれば、http://sora-shinonome.jp/brain/をご覧ください。