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▼台所と田畑、食べる人と作る人の思いをつなぐレインボープランに

「台所と田畑、食べる人と作る人の思いをつなぐレインボープランに」
     レインボープラン推進協議会会長  若 林  和 彦

   
虹の郷発 希望行き 第157号・市報ながい5月1日号                

 日頃、長井市のみなさんにはレインボープランへのご理解とご協力をいただき、心から感謝申しあげます。
ごあいさつが遅れましたが、私は、平成26年7月よりレインボープラン推進協議会の会長を務めさせていただいています。西根の草岡地区で農業を営んでいます。
レインボープランの地域循環の考え方に共感して、事業の開始当初から長年にわたり、安心安全なレインボープラン農産物の生産にたずさわってきました。

 私がおもに栽培している作物は米・大豆・そば・なたねなどです。学校給食で長井の子どもたちが食べている、レインボープラン認証はえぬき一等米も生産しています。
また、仲間といっしょに、納豆・みそ・とうふ・なたね油などの加工食品の製造と販売を、地元の事業者にお願いして取り組んでいます。

 生産者としては、食べていただくみなさんに、「おいしい」、「また食べたい」と言ってもらうことがいちばんの喜びです。
そのような声が聞きたい、安心安全な農産物を届けたい、という思いから、できるだけ農薬を減らし、作物それぞれに合わせた肥料の適正な配合を心がけ、また、ていねいに生ごみを分別してくださっているみなさんの気持ちを大切にしながら、栽培を続けています。

 市民のみなさんとともに取り組んできたレインボープランを通し、まちの生ごみが土を豊かにする資源として田畑に戻されるようになり、地域循環型農業のひとつの流れができたと思っています。
台所と田畑を循環するなかにある、いのちと食のつながりの大切さや、市民同士が思いやり支え合ってつくる資源循環の輪を、この先を担う世代へ伝えたい。
そのために、作る人と食べる人を結ぶ橋となり、様々な立場の市民のみなさんと楽しく夢を持って食と農に関わることができるまちをめざしたいと考えています。




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