▼神仏分離2015/12/02 09:14 (C) 獅子宿燻亭5
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引き続き「総宮神社略誌」より
これは明治元年に発令された総宮神社の神仏分離を抜萃した文である
正確にはその中の一部を切り抜いている
ガリ版の印刷のため劣化し解読に詳しいオジサン渡部敏和氏の協力を頂戴した
十数カ所を前後の文脈から推測するのだが、蛇の道は蛇・・渡部氏によって
見えない文字が99%解明しつつある
明治以前の神仏混合で総宮神社にあった仏像や道具類を、明治元年の神仏分離令により
遍照寺、明王院、白山寺などに移したという記録である
前回の記述にあったが、獅子頭について
「蛇面也此神の御面相を写し彫たる面」とあるが、この「神」は何の神様だろうかと
疑問が湧いてくる
神仏分離で総宮神社から遍照寺へ愛染明王曼荼羅が移っている
明王院は同じく明治に入り修験道が禁止されたが、それ以前は総宮神社の獅子舞の元締めを行
っているので「明王院」の明王は愛染明王の明王と繋がっていはいないだろうか?
愛染明王の像を調べてみた
高野山金剛三昧院の運慶作
頭上に獅子を冠っている
なんと美しい仏像だろう・・・獅子の脳天には五鈷杵(ごこしょ)がある
総宮神社の獅子舞を奉納は、現在は獅子舞い保存会だが平成10年までは獅子連中組織で獅子
舞を行い、それ以前は獅子冠りと称していた
素晴らしい愛染明王の仏像が数多くある様だ