▼定期総会開かれ、新会長に江口忠博さん2006/09/05 07:31 (C) レインボープラン推進協議会
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8月24日、平成18年度の定期総会が開かれた。
会場の市保健センターには約40名が出席、17年度の事業報告と決算、
及び18年度の事業計画案と予算案が審議されそれぞれ承認・決定された。
また、任期満了にともなう役員改選が行われた。
会長挨拶で菅野芳秀会長は
「レインボープランは生ゴミを活用した地域作り。
土と農と市民の暮らしを『いのち』でつなぐ事業。
課題は多いが、確信を持って取り組んでいこう」と挨拶。
総括報告の菅野会長
来賓で出席された目黒栄樹・長井市長は、
「長井からの発信が数々の受賞を得ていることにお祝いを申し上げる。
学校給食については、安定供給をはかるため現場と調整を取って生産体制を
確立して欲しい。生ごみ堆肥化プラントは、脱臭装置、篩いローダーなどの
老朽化が進み暫時補修で対応しているが、長持ちさせながら次の展望を
開いてもらいたい。」と祝辞を述べられた。
1.平成17年度の事業報告について、
菅野会長が総括の後、各部会長がそれぞれ所管の事業を報告した。
菅野会長は、H17年1月新体制発足後の取り組みについて、
課題を明確にして取り組んだこと、中でもレインボープランに参加する
生産農家の拡大、NPO[虹の駅]の支援と協働、域外出荷についての
ルール変更、「レインボーラーメン」を生み出した飲食組合との連携などに
ついて説明、課題も残されているが、これを成長過程としてとらえ
「食の架け橋賞」受賞の栄誉を活かしながら、市民と行政との
「協働の関係」を更に育みながらまちづくりに取り組むことの重要性を訴えた。
2.平成17年度決算について
収入済額 449,224円
(繰越金367,5458円が主な財源、市からの委託料は0円、)
支出済額 399,686円
(総務費32,614円、事業費367,072円)
なお、財務調整積立金会計、ガイド事業特別会計も報告された。
以上、会計監査結果報告のあと、事業報告と決算が原案通り承認された。
3.18年度事業計画案と予算案について
1.事業計画
18年度事業は、総会開催が「食の架け橋賞受賞・祝賀会」開催など
日程調整の影響を受け、既に4ヶ月を経過しようとしていることから、
基本的に17年度事業を継承する。その上で、積み残した事業の早急な解決に
取り組むとし、生産者が取り組みやすい環境を作りながら、
多くの市民の英知を結集して、レインボープランを文字通り市民の事業に
育てていくため、以下の事業を柱に取り組むことが提案された。
(1)認証事業の簡素化を進める。
(2)栽培基準の明確化を行う。
(3)「食」への啓発活動をすすめる。
(4)直売所やスーパーのレインボープランコーナーの推奨、
「NPO・虹の駅」の自立支援を行う。
(5)レインボープラン作物の学校給食、保育園、幼稚園給食への活用支援を勧める。
(6)堆肥の有効利用のPR活動をすすめる。
(7)「NPO・市民農場」との連携を行う。
(8)第二レインボープラン作物、いわゆる「青ラベル」農産物の域外出荷を
支持し、農業団体とともに協力していく。
(9)レインボープランが作り出した国際的関係を含む様々なつながりを
大切にし、同じ課題に取り組む地域との友情を育んで行く。
2.予算案
事業費の総額を500千円とし、財源を財務調整積立金からの
繰入金420千円を主な財源として運営しなければならなくなった
厳しい予算であることが提案された。
質疑応答では、会員から「厳しい事業費で啓発事業『寿限無講座』にも
支障が出ている、行政から少し配慮願えないか」と市長に対し要望が
出されたのに対し、市長は「協議会にだけ(お金を)出していないのでは
ない。類似の団体にはすべて自主的運営をお願いし予算は出していない。
しかし、レインボープランには職員の人件費、コンポストセンターの
維持費などで年間5千万円を超える予算を支出している。
これからは、関係NPOの収益を活用するなどの努力をしてまかなって欲しい」
との回答がなされた。
挨拶する目黒長井市長
以上の質疑を経て原案通り承認された。
4.役員改選について
菅野芳秀会長(学識経験者)と遠藤イチ子副会長(中央地区女性の会)の
両氏が退任、新たに、江口忠博(学識経験者)さんが会長に、
また、遠藤副会長の後任に齋藤真知子(消費生活者の会)さんが満場一致で
選任された。副会長の若林和彦(生産者)は留任となった。
新会長となった江口さんは「レインボープランは単に財産と言うより、
長井市の大きな社会資本である。これをいかに市民の賛同を得ながら
活用していくのか行政とともに考える必要がある。」と抱負を述べた。
江口新会長