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▼韓国 京畿道の経済誌「キョンギ Economy21」9月号

株式会社エイジンの代表取締役 安鎮淑氏が、韓国 京畿道の経済誌「キョンギ Economy21」9月号に観光カリスマの紹介と共に私に関する記事を掲載されております。本文はもちろん韓国語なのですが、日本語訳を頂戴しておりますので、一部ご紹介したいと思います。

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通信リポート−日本の「観光カリスマ」政策
地域の特徴を観光資源化
不毛の地を名所に
                     エイジントラベル(東京)
                      代表取締役 安 鎮淑

 筆者は10年前から旅行業に携わり、現在は東京の新宿で旅行会社を経営している。主に日本のお客様を韓国に送る事をしているが、韓国はソウルを除くと訪れる観光地がとくに思い浮かばない。
 韓国に住んでいる時は、ソウル以外の地方にも訪れる価値のある名所が多いと思っていたが、いざ日本のお客様に韓国の観光地を紹介しようとすると慶州や、釜山などいくつかを除くとふっと思いつく所がない。そこにはいろいろと理由があるが、観光政策も役割を担うのではないかと感じる。
 現在、日本の観光業界では「観光カリスマ」という言葉がある。これは、2002年に日本政府によって打ち出された観光産業の振興策の一つだ。この政策を推進する国土交通省(韓国の建設交通部)のホームページでは以下のように「観光カリスマ」を説明している。
「従来型の個性のない観光地が低迷する中、各観光地の魅力を高めるためには、観光振興を成功に導いた人々の類まれな努力に学ぶことが極めて効果が高い。各地で観光振興に努力する人を育てていくため、”観光カリスマ百選”選定委員会を設立し、その先達となる人々を”観光カリスマ百選”として選定する。」
これにより翌年2月に開催された最終選考委員会において百人の観光カリスマが認定された。その顔ぶれは、地方都市の市長や会社の経営者から農家の一専業主婦まで多様だ。
 その代表例をいくつかご紹介しよう。
山形県寒河江市の工藤順一氏(農業協同組合生活部長)は、平凡な農村を観光名所に様変わりさせて話題となっている。
寒河江市は寒暖の差が大きい盆地特有の気候のため、果樹栽培が盛んで、中でもさくらんぼが有名だ。もともと缶詰加工用に作っていたが、オイルショック後、缶詰業者の倒産が相次ぎ、特に観光する場所もない農村に転落していった。しかし、現在の寒河江市はさくらんぼ狩りに始まり、年中農村で体験できる商品を開発、観光農園として変貌しながら国内外から観光客が集まっている。
農協で観光農業担当だった工藤氏が、さくらんぼ(6月)に始まり、いちご(4〜5月)、田植え体験(5月)、桃(7〜8月)、ブルーベリー(8月)、ぶどう(8月〜10月)、稲刈り体験(9月)、りんご(9〜11月)、雪中いちご狩り(12月〜3月)を体験できるよう企画し、これらを観光商品として連結させて。この結果、寒河江市の観光農園を訪れる観光客は、体験商品を開発する前の年間4万〜5万人から、現在は年間約30万人に達している。

(一部省略)

韓国の場合、観光政策や制度においてソウルと地方との格差が大きすぎるように思われる。しかし地方にもいくらでもその地域の特徴とアメニティを生かすアイデアを観光と連携させれば、素晴らしい観光地に変貌させることが可能であろう。特に京畿道は悠久な歴史と文化遺産等の観光資源が分布し観光地として生まれ変わる地域が非常に多いと考えられる。

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このように、韓国の経済誌に私の取り組みが紹介されたことを大変嬉しく光栄に思います。日本が目指す「観光立国」の一助になれば幸いです。
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