▼暑い夏が懐かしい2006/11/20 08:01 (C) ものづくりノート
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昨年の夏の竿灯祭りの風景です。
こう寒くなってきたら、暑いと文句ばかり言っていた夏が妙に懐かしくなりました。
あの時は早く涼しくならないかなーと思っていて、今は早く春が来ないかなーです。誠にもって勝手であると自分自身憤慨して居る次第。
今朝も雨が降っていて気温も1桁。景色も次第にモノトーン(墨水画)になってきているし。
寒すぎです。
さて、我々精密加工の最大の敵、ご存知ですか?
それは温度変化です。鉄が伸び縮みするのです。(決して寒いから動きが鈍くなるのではなくて。。。)
どのくらい?
目安ですが1℃の温度変化で1メートルにつき0.01ミリ。
大したことない?
いやあるんです。昼夜(例えば夜、暖房を消して、日中暖房をつけると温度差が少なくても10℃〜15℃はありますよね。
すると我々の加工している大きさがおよそ300ミリの大きさとすると、実に昼夜では0.03ミリから0.045ミリになってしまいます。
髪の毛の太さが約0.1ミリですから、いかに大きな誤差かと。
そんな訳で、精密加工をする場合には温度管理が重要なポイントです。
(実際は湿度まで管理をします。その場合、恒温恒湿といいます)
温度管理がやりやすい季節はやはり春と秋ですね。5月〜7月初旬、9月初旬から10月半ばでしょうか?
冬と夏では、夏の方がいいかも。何で?夜涼しいでしょう山形は。
そんな訳でこれから温度管理の大変な冬になります。
温度管理はお金もかかります。ハンディです!
さて、今日も寒いけど頑張らねばなるまい!
◎ 写真は竿灯のメインストリートへ出る前の側道での風景です。
こうやってそれぞれの竿灯がメインストリートへ集合してゆきます。
思い思いのデザインがあって、それだけでも楽しめますね。子供達用に小さな竿灯もありました。小さい頃から既に親しんでいるんですね。
まったく迫力のあるお祭りです。
でも地元の方にお聴きしたら、「竿に提灯ぶら下げてもっているだけじゃん」確かにそうですが、そんな事言ったら花笠だって「笠かぶって踊りながら歩くだけじゃん」になっちゃいますぅ!