▼【仕事のススメ】9回目『ライフプランと再就職』2007/01/05 18:10 (C) 原田幸雄の「これからどうする!?」
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でも、はやる気持ちをぐっとこらえて・・・昔から、『急がば回れ』っていうじゃないですか。
▼手帳の変化
ここ2〜3年、本屋や文具店にいくとやたらと手帳が目に付きませんか。早いところでは9月末ごろから翌年の手帳を並べたりしています。また、手帳の活用に関する本の出版も増えてますよね。それだけ手帳に対する関心が高まっているのでしょう。
中身もどんどん変化しています。もともとメモ帳だった手帳(第1世代)が、スケジュール管理(第2世代)ができるようになり、さらにいろんな仕事を効率よく管理(第3世代)できるようになり、現在では、ビジネスのみならず、家庭や社会の中で、自分にとって貴重な限りある時間を無駄にしないためには、本当に大切なことを発見するための道具(第4世代)に進化を遂げています。
▼「幸せ」の見本
手帳の進化は社会の変化と大きく関係しているように思えてなりません。高度成長期は物が不足して良い物を作れば売れる時代でした。給料も毎年あがり、一度就職した会社には定年まで勤め上げるということを大事にした時代、いわゆる終身雇用制度の時代です。このときは、お金をためて車を買って、やがて結婚、子供もできて、40歳くらいになったら管理職になって、一軒家をもつのが「幸せ」の見本だったかもしれません。
でも、今はどうでしょう。お金があっても、家庭的には不幸だったり、強いストレスを感じたり、必ずしも幸せとはいえません。これは、いい意味でも悪い意味でもいろいろな生き方が許されるようになり、多様な時代になったからだと思います。
昔は第3世代の手帳まであれば十分だったのが、現在では、自分にとって人生で大切なことを確認しながら、前に進まなければなりません。「幸せ」の見本がなくなった、自分で「幸せ」の設計図を描かなければならない。これが第4世代の手帳が必要になってきた理由です。
▼ライフプラン
ライフプランと言う言葉を最近耳にする機会が多くなりました。直訳すると人生計画です。
自分がこれまでにどんな事を身につけてきたのか?欲しいものは何か?やりたいことは何か?何を大事に思って生きているのか、などなど。これらを整理した上で、どこで、どんなことをやっていくかをまとめたものがライフプランです。
別な言い方をすると、人生におぼろげながらでも見通しをつける、ということかも知れません。
ちなみに、私は現在46歳です。大学卒業後、40歳まで転勤族としてサラリーマン生活をしておりました。サラリーマン時代は会社の社員教育に携わっており、35歳のときに受けたライフプラン研修が独立の引き金になりました。40歳で山形にUターンして、将来は独立して仕事をするというライフプランを立てたからです。ライフプランは継続的に見直しをかけており、現在のものは「“心にエンジンを”もって人生を、健康に、走りきる」を最終ゴールに50歳で新たな事業を立ち上げ、70歳からは農業に携わるライフプランを立てています。
▼就職活動
孤独で、不安で、苦しいのが就職活動。でも、昔からピンチは最大のチャンスと言う。人間、ピンチのときは、生き残りのために死に物狂いで考え、行動するからである。実際に私がかかわってきた再就職者には、人生の転機と前向きにとらえなおし、深くものを考え、大きく成長される方が多い。
すこし遠回りのようであるが、すぐに求人票をめくるのではなく、自分のキャリアを棚卸しして、自分の特徴をとらえ、将来に思いをはせながら将来の見通し(ライフプラン)を立てる。そして、具体的な職探しをしたほうが意外と再就職への近道だったりする。何より、入社後の定着率が違ってくる。
興味ある方は、一緒にライフプランを作ってみませんか。
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TanQ(アイン企画発行)
Vol.17(2007年1月号)に掲載