▼無条件の安心感2007/03/28 08:33 (C) 甲子(きのえね)の大黒さま
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小さな子供にとって母親がいつも見守ってくれているという安心感がとても大切なのだそうです。この安心感があるからこそ好奇心を満たすべく遊ぶこともできますし、知らない人とも接することができるのでしょう。無条件に自分を見守ってくれる存在とはありがたいものです。
ところが大人になれば、いつまでも両親に見守ってもらうというわけにもいきません。ですから、子供の頃から自分の心を安定させてきた安心感を、何かに求めていかなければならなくなります。異性に愛されることで安定しようとする人、仕事で認められることによって安定しようとする人など様々です。しかし、無条件の安心感を得るのはなかなか難しいものです。大人の世界ではすべて条件や対価が求められてしまいがちです。
人類はその長い歴史の中で何によって安心感を得てきたのでしょうか。それが宗教だと私は思うのです。仏教では人間はみんな仏子、仏様の子供であるとされます。キリスト教でも父なる神を信仰します。人間は信仰によって安心感を得て、安定した生活を送ってきたのではないでしょうか。現代は宗教といえば葬式というイメージや御利益を求めがちなのですが、本来の宗教とは安心感を得るためのものだと思うのです。
この安心感を理解しようとすれば実践するしかありません。いかなる知識を持っても、いかなる議論をしても、信仰による安心感を得ることはできません。神棚や仏壇に朝晩手を合わせ続けることによって、もたらされる平安なのかもしれません。なにも私は信仰を勧めているわけではありません。ただ、とかく不安定になりやすい現代生活の中で、自分なりに安心感を得る方法を身につけておくことも大切なことだと思うのです。
今日の目標
自分なりの安心感を探しましょう
今日の写真
花をつけてから雪に覆われた福寿草も、雪がなくなり元気に咲いています。春の使者福寿草が復活し本格的な春を迎えそうです。