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▼レオナルド・ダ・ビンチ、見てきました。(国立博物館)

レオナルド・ダ・ビンチ、見てきました。(国立博物館)/
前回の出張の時、時間をつくって国立博物館に行ってきました。

目的はダヴィンチ。

受胎告知という絵画です。
皆さんはもうご存じだと思うので詳細は省きますが、見学して思ったのは、天才という形容詞しか見付からなかったという事。

まずは見たのは絵画。
遠近法から始まってデッサン法、また背景にかきこまれた緻密な絵など。
どれをとっても超一流で、その後の作家に影響を与えたと言われてます。

その絵を観るためには手荷物検査と金属探知機をくぐって行かなければなりません。
さすがに人類の至宝だという感じがします。

確か20代で書いた絵なのだそうです。まったく驚きです。会場は薄暗く、絵を保護しています。

行列に並んで少しづつ絵が見えてきました。

感動。

今まで絵を見てそんな事思った事なかったのですが。
背中がザワザワするような。
本物ってオーラが違うような気がします。(何故だろう)
無理に時間を作ってでも見たかいがありました。(この絵には150億円の保険が掛かっているとか。でもお金じゃないよね。これは)

展示してあったのは絵画だけではなくて、彼のノートから再現された人力で空を飛ぶ機械や模型など、多岐にわたった展示でした。

ざっとだったのですが、全部見ました。

何にでも興味をもち、深く洞察する。こういう部分がダヴィンチの魅力なんだろうな。

人体にも興味をもち、それをデッサンして残しています。
また人間の動きから機械に発展させたりと、実に上手に応用したりしていました。
きっと彼もモノづくりが好きなんだろうと感じました。
我々の偉大なる大先輩と言う事ですね。
ある王様にライオンのロボット作ってみせたとか。
あらゆる面でその能力をいかんなく発揮したダビンチ。

何だか「最期の晩餐」「モナ・リザ」等、他の絵も是非見てみたいものです。



さて、折角国立博物館に来たのですから、もっと他のも見ない手はないです。

さぁ何があるのかな?
よく「なんでも鑑定団」で「国宝級」とか言います。
その「国宝」っていうやつを見て見ようと歩きまわりました。

(ちなみに万歩計つけており、博物館をでるときは15,000歩超えてました。)

まず磁器・陶器。柿右衛門とか備前、色んなのがあってなんでこれが重文なんだろう?
と良く判りませんでした。
もっと色んな物を良観察して、目を養いたいと思います。

次に刀剣。
Tachi―Swordと紹介されていて、なるほど。
これも凄く綺麗。でも重文とそうでないのでの差は外見でわからず。銘で大分ちがうようだ。

ついにみつけた国宝室。

今回は弘法大師の書いた手紙が飾ってありました。
「弘法筆を選ばず」とかよく言います。(字の上手な代名詞ですね)

でもこれも良く判りませんでした。(どこが上手なんだろう)


結局見る側もそれなりのレベルを持たないとその良さが理解できない。
つまり国宝級の物を理解するのは相当の勉強をしなくちゃならないという事だろうな。

先ほどの「受胎告知」のような人間の感性にまつわる感動もあるかもしれないけど、やはりもっとその時代背景とか、作者の生い立ち、思想など分かっていればもっと違う感動があるかも知れない。


モノづくりにしても同じです。

同じ形を作るのにも「用途」「環境」「寿命」等を考えながらつくるのとそうでないのでは大分違う。
そう考えると何でも興味をもって勉強しなくちゃならない。

確かに同じ仕事をしても差がでるのはそういった部分の差なのだろうと思う。

モノづくりは人づくりだけれど、まずそういう土台をしっかりと分かってもらわなくてはならない。

同じ絵をみても感じるところは違い、その後の考え方まで違ってくるはずなので。

年をとってきたのだろうか。
興味をもつ分野がどんどん変化してきている。

でもどんなことも貪欲に見て聞いて、興味を持って当りたいと思います。

久しぶりに長くなっちまいました。
今日は年度初め。

皆で飛躍しよう!!!!

2007/04/02 07:41 (C) ものづくりノート
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