▼揺れながらも2007/06/07 09:08 (C) 甲子(きのえね)の大黒さま
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現代人は優越感と劣等感の狭間で揺れながら生きているのかもしれません。自分のコンプレックスを埋めるべく努力するのではなく、コンプレックスと同等の自尊心を持ちバランスを保とうとしているのかもしれません。
しかし、具体的には何も変わらずに優越感と劣等感を行き来しては、そんな自分がどうしようもなく嫌になり疲れてしまうのかもしれませんね。「友達がほしいvsつまらない連中」とか「認めてほしいvsバカには理解できない」さらには「一緒に笑いたいvsレベルが低い」と弱い自分を優越感で守っているのかもしれませんね。
誰よりも寂しいのに無関心という仮面を被り続けているのかもしれませんね。自分の心にあいた大きな穴を優越感で埋めようとすれば、自分の弱さを見失ってしまいます。今の苦しみが自分の弱さに起因していることを知らずに、苦しみの原因を求めてさまよい歩くことになってしまうのかもしれません。
まわりの人間から完璧を求められながら、誰もが自分の弱さと格闘しながら生きているのではないでしょうか。私達は自分の弱さをまざまざと見せつけられる現代社会で生きているのですから。人間は完全ではないのですから、欠点があり弱さがあってあたりまえです。そのことを他の誰でもない、自分自身が認めてあげなくてはなりませんね。自分の弱さと手をつなぎ生きていきたいと思います。
今日の写真
橋の上から撮った写真です。川はつねにうねりながら流れ続けます。私達もまた様々な感情の渦で揺れながら生きているのでしょうね。それが偽りのない人間の生活なのでしょう。ですから、その感情をうまく導いていきたいものですね。